今回は風邪、インフルエンザ予防にかなり効果的で皆さんも知っているはずの「あの習慣」についてご紹介します。
①様々な風邪予防策の中でも「手洗い」が最強
うがい・加湿・マスク・ビタミンⅭなど、多くの風邪予防法が溢れていますが、2011年コクラン共同計画が発表したメタ分析によると、こまめに十分な手洗いを行う事が最も効果があり、風邪をひく確率も50%低くなるとの結果でした。
②アルコール消毒でインフルエンザウイルスを死滅させるには○分かかる
人の口から飛散したインフルエンザウイルスは基本、唾液にコーティングされた状態になっており、外部の影響を受けにくい状態になっています。
これを巷によくあるアルコール消毒で死滅させようとすると、なんと4分間かかることを
京都医科大学が研究してくれました。
4分間アルコールで手を消毒し続けるのはなかなかハードな作業ですが、手洗いだとなんと30秒で死滅させる事が可能らしいです。手洗い有能ですね。
③トイレ後に手を洗わないことは生の鶏肉を食べるより危険?
食中毒や菌血症などの病気は汚染された食肉や糞便に付着した大腸菌が体内に入ることによって発症します。
そのため「卵はよく洗おう」「鶏肉はしっかり火を通そう」などとよく言われていますが、イーストアングリア大学によると人が感染している大腸菌の多くは人由来の大腸菌、つまり人から人への感染が多数派のようです。
そのためトイレに行った後、トイレのドアノブや流しレバーに触れた後の手には高確率で誰かの大腸菌が付着しています。
これらの事柄を頭に入れておけば、面倒になりがちな手洗いにもモチベーションが湧くかもしれませんね。