そこまで身体が疲れているわけではないけどなぜか練習にやる気が出ない。トレーニングに行く気になれない。そんな気分になる時が誰でもあると思います。
それらは今のところ脳の疲労(精神疲労)と呼ばれています。
今回はそんな精神疲労はなぜ起きるのか?
そしてその精神疲労にどう対策するべきかをご紹介します。
なぜ精神疲労が起きるのか?
精神疲労の原因は頭を使う作業をした際に、脳内で疲労物質であるアデノシンが分泌される事だといわれています。そのアデノシンは脳内でモチベーションに深くかかわるドーパミンの分泌を妨げる作用があります。元々アデノシンは適度にモチベーションを下げて身体を過度の活動から守るための物質です。
そんな精神疲労にどう対処するか
①練習・トレーニング前に無駄な脳の活動をさせない
基本的な対策は頑張りたい事柄の前に脳を使いすぎない事です。現代は昔に比べ人々が目にする情報量が劇的に増加しています。その象徴がスマホです。今では中学生でもほとんどがスマホを所持しており、SNS等を利用しています。そんなスマホから我々に入ってくる情報量はかなり多く、気づかない間に脳のリソースを多く取られています。例の1つとしては練習前・トレーニング前にはスマホを触らないというのが効果的なんじゃないでしょうか。
②一旦、高強度な運動をする
全力ダッシュなどの高強度な運動をすると、脳が戦うモードに切り替わりアデノシンの作用を一時的にやり過ごすことができます。やる気が出ないときはとりあいずダッシュの癖をつけると良いかもしれません。
③カフェインの摂取
コーヒーなどに含まれるカフェインは脳内でアデノシンの働きをブロックする作用があります。しかし人の身体はカフェインに対して徐々に耐性を作っていきますので多用はオススメしません。ここぞという時だけ試してみてください。